2024年10月21日

包装タイムス 10月21日 段ボール製保冷ボックス掲載 新仕様組み立て保冷ボックス

ウレタンとプラ外装で高耐久

硬質ポリウレタン発泡品の製造販売などを手掛ける多田プラスチック工業(大阪府藤井寺市、℡072・952・6143)は、組み立て式保冷ボックス「クラフトクーラーキューブ」=写真=をアプローチしていく。強度もあり繰り返して使えるため、リターナブル使用への要望に応えて、外側がプラスチック素材となった新仕様の製品が並ぶ。

冷蔵庫の蓋などにも用いられるウレタンを内側に備えるため高い断熱性能を持った、1辺300㍉の立方体保冷ボックスとして利用できる。内容量は15㍑。重量は1ケース当たり800㌘で耐荷重は100㌔。

組み立て式のため輸送時・保管時にもメリットがある。2パーツで構成され、それぞれをコの字状に折り曲げて組み合わせることで保冷ボックスとして機能する。

従来はウレタンと段ボールを組合わせワンウェイでの使用を推奨していたが、高い強度を持つためリターナブル仕様の要望が多かった。だが段ボールでは使用中に擦り切れなどが発生するため、このほどは丈夫で水にも強いプラ仕様を展開。持ち手付きやスナップボタンによる組み立てを採用した製品など、顧客の要望に合わせた製品の提案が可能となっている。

ほか、カネカ(東京都港区)が開発した生分解性バイオポリマー「Green Planet」の展示も予定している。

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